フィードを読む
フィードを読むことに執着していた時期があった。Google Readerのトレンドというところで記事の購読状況が見ることができて、それを自分の一日の成果のひとつとしていたのだけど、読みたいフィードから読むためのフィード(購読状況の数字をあげるためのフィード)になってしまったのと、せっかく自分のいくらかまとまった時間を確保できているのにわざわざフィードを読むための時間に費やすのがもったいないのではと思うようになった。じゃあ全く読まなくなったかというとコンスタントに読んでいる。朝起きて目覚まし代わりに、移動しているとき、寝る前のちょっとした時間に、iPodTouchで読んでいる。とても便利です。
でも、いまあるフィードリーダーには後で読み返したいとか、あまり読まなくなったフィードは購読をやめて他のフィードを購読しようということにはととも使いにくいかPCでの管理を前提としている。そういうことが簡単にできるようなフィードリーダーを作っていてもうすぐ出来上がる。ユーザがどんな反応を示すのか楽しみだ。
時計を作ろう
本書には何度も「大切なのは時をつげるのではなく、時計を作ることだ」ということが述べられる。その意味するところがよくわからなかったけれど、たくさんのビジョナリーカンパニーと比較対象企業を対比した出来事によりみえてくる。Googleが20%ルールを採用するずっと前から3Mという会社が実践し、本書でもビジョナリーカンパニーとして紹介されている。他にも「ORの抑圧ではなくANDの才能」、「BHAG」や「進化をうながす仕組み」など膨大な調査の中から見つけ出したビジョナリーカンパニーたりえる特徴がみえてくる。今の会社の停滞感をなんとかしたいと思っている人は、すぐにやるべきことのヒントがたくんさん書かれているのではないだろうか。
- 作者: ジム・コリンズ,山岡洋一
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 1995/09/26
- メディア: 単行本
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色々読んだ
努力の人、へこたれない人、狂気の人、謙虚な人。これくらい粘り強さがありえるのだと肝に命じたい。農業の世界で破壊的革命を起こしたということに感服した。この人の活躍はずっと注目していきたい。
りんご(あるいは農業での)の農薬に対する依存がそれほど大きいものだと思っていなかったけど、この本を読んで意識が変わった。自分が食べ物にたいしてどれだけ無頓着であったか改めなくてはいけないと思った。
曲がりなりにも技術者として深くウェブの世界に精通したつもりだった自分は、なんて無知で浅はかだろうと思った。そこには僕の知らない世界が深く取材され著者の分析や考察も入り混じり、そして社会的な意義を問い続けながら今のウェブの世界が描かれている。
「レバレッジ」、「不労所得的に」という言葉が何度もでてきたり、たとえ話が株にまつわる話でなんとなく胡散臭い。けど、そういうところは抜きにして、いかに自分の限られた時間を意識して仕事をするか、ということを考えさせられた。実用書というよりは啓発書として読んだ。
生命力
大学生の頃から育てている観葉植物が2度生死の境をさまよった後元気に芽を伸ばすのを見て、植物の生命力には本当に驚かされた。
一度目は、正月で帰省した際、会津若松の零下10度を下回る冬の中暖房の入らない部屋で植物は置き去りにされたからだ。帰ってきた時はしおれているなと思う程度だったけど、どんどんと葉が落ちてゆき、葉が三枚ぐらいしか残らなかった。その状態がしばらく続いたが、春になって新しい芽が吹いたのだ。
2度目は、どうも育ち方が悪い(自分のせいだ)というか見てくれが貧弱なのでどうしたらいいかと母にアドバイスを受けて、あまり育たない茎は切ってしまってまた新しい目がでるようにしたら良いということだったので、全部切った。そして切った一部をグラスに水を入れて今までの代わりとした。そのあと葉のない鉢に注意しなくなってしまいまるまる3週間くらい水をあげなかった。見事に枯れた。でも、グラスに残っていた植物が4ヶ月以上育ちもせず枯れもせずという状況から、少し根をのばし始めた。驚愕した。今まで茎でしかなかったところの先(切る前は茎)に根が生えたのだ。