検索するということについて

検索エンジンというものを使い始めたときは自分の知りたいことを
文章あるいは語句として考えるが、そのまま検索してもあまりうま
くいかないため、頭の中でキーワードを抜き出して検索する。
そのうち、文章あるいは語句をよく考えずにいきなりキーワードだけが
浮かんできて入力できるようになってくる。でも、うまく見つからず
いろんなサイトを読んでいるうちに、いつの間にか読みふけってしまい
「なるほど」とか感心しているが探している事柄には関係なく、
あれと気がつきイライラっとしてくるのだ。
やはり、文章あるいは語句を入力して探したい。


こいうことは、結局言語というものがどういう成り立ちなのかということを
知らなければいけないよなと思い、言語学についての本を読んだ。といいつつも
門外漢でヤワなので新書に走るのだが。
チョムスキー入門」という本で言語学の目指すところについての著者の解説なり
生成文法というものの解説、その生成文法の問題点の指摘などがあり、「ふむふむ」
と読みつつも、著者の生成文法の理論的問題点の指摘がなんだかねちねちしているように
感じられてにだんだん嫌気がさしてきて途中でやめた。で、最後の方をちょっと読むと、
生成文法自体まだまだ確立された段階ではないようなのだ。


ことばというものは文法が先にありきではなくて話す•聞くというのが前提で
そこを突っ込まなくちゃいかんのではないかと。たぶん語感とか音の響きが
ことばの成り立ちには重要で、そして他者との関係性でそれを歪めたりして使ううちに
新しいことばや概念を作り出す人がでてきてとか。ってことを考えるとコンピュータが
人間のことばを理解することなんて到底できないんじゃないかと思うのだ、ことば自体が
少しずつ変化しているし、何千年という歴史の積み重ねでできたことばをそんなすぐに
解釈できるようなのは脳そのものを作らなくちゃいけないんじゃないかと思う。